今日の「ニフティポータルZ」の特集記事では、書店員の手書きポップをライターがやってみて、その売上を競っている。確かに手書きポップだと、出版社の「売らんかな」キャッチコピーやセールス方法には無い、リアルが伝わってくる感じがする。
まるでセレクトショップのように、好きな本を選んで、並べて、売る。しかもリスクなしに。本好きにとって、こんなに楽しいことは無いが、そんなことができるチャンスは書店員でもなかなか得られるものでは無いだろう。でも私は、そんな機会を大学生時代に与えられていた。
私は当時、大学生協の店舗運営委員(企画とかをボランティアでやる)をやっていた。書籍部担当の活動内容は、書評誌やフリーペーパーの発行、そして「運営委員会の棚」で行なうセールの企画テーマ選定・仕入れ・陳列の一切だ。
幅60cm程のその棚は、レジ左脇の一番いい場所に陣取っていた。当時は個別にポップを作るところまではやっていなかったが、共通の帯を作って巻いたり、飾りつけをしたり、告知をしたり、色々とやっていた。
この企画で一番楽しいのは、仕入れだ。東販(東京書籍販売)の倉庫まで行って、バカでかい在庫棚から直接ピックアップするのだ。思わずセールと関係ない、自分が欲しい本までセレクトしてしまう(客注の扱いにしてもらい、自腹購入)のも楽しかった。定価5,000円也の「新明解ナム語辞典」もここで勢いで入手したもの。
生協書籍にとって禁断の「マンガ」企画をやったり(バカ売れ)、逆にまったく売れないときもあったり、当時の店長はよく許してくれたよなぁと思う。学生時代はそのせいもあって、周囲の友人に比べれば、よく本を読んだほうと思う。