STORY
第7話
2002/9/27
7.AKT「からす姫」 〜An der schönen blauen Donau〜
[美しく青きドナウ]
あらすじ
 あの日から1週間、みゅうととふぁきあは学校を休んでいた。あひるはずっと泣き明かしている。これまで心のかけらをみゅうとに取り戻してきたことが、彼を苦しめてしまったと…。
 授業中も落ち込むあひるに、ぴけとりりえは「なぜなぜ橋」に行くように忠告する。心の迷いを告白すれば、どこからか「どうして?」と問いかけられて、自然に心の整理ができる、でも答えられないと川に引き込まれるという言い伝えがあるらしい。
 なぜなぜ橋に来たあひるは、何か迷った表情のるうを見つける。あひるはみゅうとに心がないのを知っているか訊くが、るうは、心があってもなくても彼を愛しているときっぱりと言い、その場から立ち去ってしまう。
 「みゅうとを苦しめるプリンセスチュチュなんて意味無い」あひるは橋の上からペンダントを投げ捨てようとする。これでは物語が続かなくなってしまう、とドロッセルマイヤーが時の抜け穴をくぐってあひるの前に現れるが、あひるはペンダントを投げ捨て、鳥のあひるに戻ってしまう。
 その頃、みゅうとは隠れていた水車小屋から出て、川に向かってチュチュに会いたい気持ちのことを考えていた。すると川から誰かが問いかける。
『チュチュってどんな人?』「こわい人」
『どうして?』「心を取り戻すから」
『無いほうがいいの?』「わからない」
 声に誘われて川に落ちるみゅうとを偶然目撃したあひるは追いかけるが追いつけない…もう一度だけと祈るあひるの前にペンダントが現れ、あひるはチュチュへと変身する。
 みゅうとを苦しめたことを思い泣き出すチュチュに、みゅうとは一緒に戻ろうと言う。
「…どうして?怖いのに一緒に行くの?」
 地上に戻ったチュチュはみゅうとにこれで最後と告げるが、みゅうとの意外な言葉を耳にする。
「チュチュを想うと胸に灯りがともる、いなくなるとそれが無くなるのが怖いんだ」
 心を取り戻すのがみゅうとの望みでもあるとわかったチュチュは、取り戻した「知りたい心」をみゅうとに返そうとする。それを隠れて見ていたるうの眼が鈍く光ると、黒い突風と共にプリンセスクレールが現れた。
「あなたに何もあげない、何もさせない」
 チュチュにそう言って、クレールはみゅうとと心のかけらを連れ去った。
 みゅうとを探していたふぁきあは部屋の中でみゅうとを見つける。脇に落ちていた烏の羽に、ふぁきあはかつての敵が復活しつつあるのを予感する。
つれづれに
(執筆中)
スタッフデータ
脚本:横手美智子/絵コンテ:室谷 靖/演出:佐藤順一/作画監督:武内 啓・小林明美/美術監督:田尻健一