de:code 2015参加メモ2「WIN-016:小型組込み機器でも、Windows 10~Windows 10 for IoT Devices解説」

投稿者: | 2015年6月30日

MS 太田 寛氏によるセッション。概要を簡単にまとめました。

・IoTとは
 ・2020年までに255億台のデバイスがネットワークに接続する。
 ・IoTの構成要素=デバイス・接続・データ・分析
 ・IoTデバイスの4分類
  ・STANDARD=x86。PCアーキテクチャ。PCと同じWin32アプリ。(ATM、キオスク端末等)
  ・MOBILE =ARM/x86。タッチ優先の体験。(業務用ハンドヘルド、モバイルPOS等)
  ・SMALL =多様で低価格なSoC。目的に特化したデバイス。(ゲートウェイパネル等)
  ・MICRO =ネットワーク接続されるセンサーや駆動器、小リソースなARM。(コントローラ、センサーハブ等)

・Windows 10 IoT
 ・Windows8世代では、上記4分類にEmbedded版Windowsから、.NET Miro Frameworkまで提供してきた。
 ・Windows10ではこれらの大半を取り込み、Windows 10の優位性を持ち込む(UWPなど)
  ・STANDARD<-Windows 10 IoT for industory devices   ・MOBILE <-Windows 10 IoT for mobile devices   ・SMALL <-Windows 10 IoT Core   ・MICRO <-(.NET Micro Framework) ・IoT Core  ・Raspberry Pi 2などの小型デバイスを初めてサポート  ・特徴として、「シェル(UI)/ストア/MS標準アプリ無し」「UWPのみ動作」「特定デバイスのみサポート」がある。  ・現在はRaspberry Pi2の他、2機種がサポート対象。  ・開発環境は当然Visual Studio。無料版でも開発可能。(組込み分野の人からすると圧倒的に安価で便利になった)  ・IoT Extention SDK(拡張)で、ハードウェアI/O(GPIO、シリアル等)やシステム設定へのアクセス(Bluetooth等)が提供。  ・AllSeen Aliance Alljoyn対応(多種多様なデバイスの相互接続、連携を実現する規格) RP2でUWPを動作させるもよし、Arduinoっぽくデバイスぶら下げて使うもよし。いろんな活用方法がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください