先日のLINE DEVELOPER DAY 2018で開発者向けリリースが発表されたLINE Things、初めてのハンズオンが11/30に開催されたので参加してきました。
既にクラスメソッドさんのブログにレポートされている通り、検証用機器として「ESP32-DevKitC」が全員に配布され、まずはサンプルが動作するところまでをゴールとして実施されました。自分も途中引っ掛かりつつ、何とか時間ギリギリでLチカまでたどり着けました。なお、当日のチュートリアル資料は公開されており、ブツを用意すれば誰でも同じように検証可能です。
ここでは、のちの自分のために、Windows使いでかつ初心者の自分が今回ハマった箇所を書いておきます。
ファームウェア開発環境の準備
当日会場に到着したところ、事前準備として指示されたのが下記の5 点。
- Arduino IDEのインストール
- CP2102 driverのインストール
- LINE開発者アカウントの作成
- githubアカウントの作成
- github/line/line-things-starter をforkする
すべてチュートリアル資料に書いてある通りに実行すれば大丈夫です。が、自分は既にArduino IDEをインストール済みだったため、うっかり資料を読み飛ばしてしまい、ESP32系ボードをボードマネージャに追加するためのURL設定をしていなかったため、ボード接続時に選択肢に出てこない、ということがありました。
LIFF アプリの準備と作成
チュートリアル資料にあるcurlコマンドですが、自分が持参したWindows 10 PCのPowerShellに含まれるcurl.exeを使っても正常に実行ができませんでした。そのため、postmanというツールをインストールし、画面からPOSTすることで実行ができました。設定する項目は下記の通りです。
- プルダウンから「POST」を選択
- URLは「https://api.line.me/liff/v1/apis」
- Headersタブを選択し、KEY「Content-Type」にVALUE「application/json」、KEY「Authorization」にVALUE「Bearer <channel access token>」を設定(<channel access token>はLINE Developerに作成したチャネル(アプリ)のアクセストークン)
- Bodyタブを選択し、送信するJSONの内容を下記の通り設定(urlの******は自分のGithub環境に合わせる)
{ "view": { "description": "", "type": "full", "url": "https://******.github.io/line-things-starter/liff-app/" }, "features": { "ble": true } }
これで画面下部に「liffID:~」を含むJSONが表示されたら成功です。postmanは、このあとの「トライアルプロダクトの作成」でも同様に使います。
概ねハマったのはここだけで、あとはチュートリアル資料に従って、無事にボードとLINEアプリとをつなげて、Lチカの確認までできました。
その他
当日は、LINE DEVELOPER DAYでも紹介された、Things対応体重計も設置されており、実際に自分のLINEアプリから接続するテストもさせていただきました。この体重計、なんと乗る板の部分から足まですべて基板でできてました!
あと、やはりサービス立ち上げ期ということもあってか、関係者の皆さんが楽しそうなのが印象的でした。Clovaもそうですが、社会に関わり、社会を変えていくという理念がLINEの各サービスから伝わってくるなー、というのが最近の自分の印象です。ハンズオン、楽しかったですし、せっかくサンプルプログラムなども公開されているので、まずは改造からやってみようかなーと思います。