Kickstarterのプロジェクト、Arduboyの開発キットが届きました。開発者用ボードだけで超シンプル。
開発者コミュニティが公式に設置されており、既に先行して入手した方々で盛り上がってます。まずは「Guide」のカテゴリから見てみます。
Dev Kit Hardware
まだ「This post is under Construction」の表記がありますが、まあいいでしょう。最初の画像、これを見るとハードウェアの構成がわかりやすいです。Arduboyはオープンソースハードウェア「Auduino」のクローンのため、ボタンやLEDがArduinoのどのポートに対応するかが一目でわかるのがありがたい。
CPUは「Atmega32u4」の16mhz。本家Arduinoでも廉価版「Arduino Leonardo」で採用されてます。アプリ領域を32KByte、データRAMを2.5KByte、データ保持できるEEPROMを1KByte内蔵してます。
画面は128x64pxのモノクロ有機ELです。白黒しか出ませんが、逆に新鮮味があります。Arduinoの仕様に画面は無く、個別実装となります。Arduinoのオプション部品として液晶ユニット(TFT Screen)とライブラリが提供されていますが、おそらくは消費電力の関係と思われますがArduboyでは採用されていません。Arduboyでは有機ELユニットに対しSSD1306というコントローラIC経由で表示してます。
その他に、ボタンが6つ、LEDが1つ、ピエゾスピーカーが1つ、電源供給とデータ書き込み兼用のUSBポートが1つ。ちなみに、ボタン型バッテリ(CR2016)を1つ搭載できますが、あくまでテスト動作用で保証外とのこと。(Operating under battery voltage is out of specification for the processor and is for testing purposes only.)
左上の電源スイッチをを入れると、サンプルゲーム「ARAKNOID」が起動します。ブロック崩しのサンプルゲームです。電源を切ってもハイスコアが保持されていて、早速EEPROM使ってるなーと分かります。
How to Reset the Developer Kit
Dev Kitは最初からサンプルコードが書き込まれてますが、これをリセットしないと自分のプログラムを書き込みできません。その方法が記載されていますが、基板上のピンをショートさせるという超原始的方法。うう、Dev Kitなんだから仕方ないけど、せめて専用のリセットボタンくらいは用意してほしかった…まあ被覆付きのジャンパ線を使えばいいか。