de:code 2016 CLT-002「Windows 10デバイスとUWP完全解説」読み解き(その3) #decode16

投稿者: | 2016年6月29日

個人的に必要なところを勉強を兼ねてピックアップしてみる、の3回目。アクセスが可能なフォルダについて。

アプリのインストールフォルダ
「ms-appx:///」で始まるURIで、Assetsフォルダ内の画像とかパラメータファイルとかをVisualStudio上で追加しておき、アプリから使うのに用いる。読み出し専用。

[補足]メッセージについては多言語対応を想定した実装方法がある。
from うさぎ駆動開発「UWPアプリのローカライズをしよう(前編)」

アプリの分離ストレージ
.NET FrameworkによりWindows上に作成される仮想的なファイルシステム。アプリから作成するデータファイルの置き場として用いる。「ms-appdata:///local/」は端末のローカルストレージ上、「ms-appdata:///roaming/」はMicrosoftアカウントに紐づけられたクラウド上に永続ファイルを読み書き可能。一方、「ms-appdata:///temporary/」に作成したファイルは一時ファイルの扱いで、システムにより削除されることがある。

[補足]Windows Phone 8ではroamingとtemporaryはAPI実装が無かった(らしい)。
from @IT「アプリケーション・データ記憶域のテキスト・ファイルを読み書きするには?」

[補足]英語版MSDNによれば、Windows 10ではUniversalとなっているので、Mobileでも使えるはず…後で試そう。
from MSDNのAPIリファレンス

ダウンロードフォルダ
Windows.Storage.DownloadsFolders クラスにより、特定のユーザーのダウンロードフォルダにファイルやフォルダを作成可能。

マニフェストでチェックした場所
Windows.Storage.StorageLibrary クラスにより、特定のユーザーのライブラリフォルダ(音楽、ピクチャなど)にファイルやフォルダを作成可能。パッケージマニフェストでの宣言が必要。

FilePicker
Windows.Storage.Pickers.FileOpenPicker クラスによる、ファイル選択ダイアログ。Windows 8時代は、DesktopとPhoneで使用できるメソッドが分かれていた(PickSingleFileAsync()とPickSingleFileAndContinue()みたく)が、Windows 10では一応Universal表記となっているので共通化できる?これも後で試そう。

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