Amazonが通話機能を日本国内で有効にしたのに合わせてEcho Spot推しになってるので、「このビッグウェイブに乗らな!」とばかりに、公開中のAlexaスキル「みんなの図書館」に機能追加して申請したら、さくっとリジェクトされた。ただ今回のリジェクトは概ね申請時の説明不足が起因している感じ。悔しい。指摘は以下の3点。
1.スキル説明に検索結果がカードに表示されるとありますが、確認できませんでした。また、「アプリ」と書かれている箇所があります。こちら「スキル」へ修正してください。
Echo Spotでも動作確認しましたが、正常動作している。申請時の「詳細な説明」のところで『アレクサアプリのカードに検索結果が表示される』と書いたのを、スキルの動作だと誤解されている感じ。『スマホの「アレクサアプリ」のカードに~』という表現に変更して、再申請する方針。
2. Echo Spotに本の表紙を表示する際は、商標・知的財産・ブランドを正当に利用する使用許諾を明示的に証明する必要がある。
具体的には、書影表示のデータをAmazon PA-APIから取得していたのがNGだった。Amazon PA-APIはAmazon.co.jpでの販売目的、Amazonサイトへの誘導目的のみで利用できる旨がライセンスに記載されていたので、目的外利用にあたりますよ、ということ。
これはもう、書影取得先を変えるしかない。ということで、OpenBDプロジェクトのAPIに変更した。OpenBD APIではデータの利用権が提供されており、『本の販促・紹介目的に限り使用できます。個人・団体・企業を問いません』との記載もあるので、クリアできるはず。OpenBDのAPIは応答速度が高速なため、レスポンスへの影響は少なめだった。
3. 1つ以上のインテントを呼び出した際、スキルの応答にエラーがあります。
リジェクトメールには、再現手順として「スキル名による起動+著者名が~(インテント)」が挙げてあり、結果が「スキルからの応答に問題があります」となっていた。しかし、この手順でやっても単に「スキル名による起動」と同じ動作になって、エラーは生じない仕様になっている。せっかく再現手順を付けてもらったけど、再現しない(汗)。
原因として考えられるのは、今回うっかりで申請時にテストの詳細手順を書き忘れていたこと。申請時に「インテントを付けて呼び出してもスキル名での起動と同じになる。その理由は初期動作で外部APIを呼び出すので、書籍検索のAPIまで呼ぶとタイムアウトするから、あえて制限した」といった記載をしないと、こうやってリジェクトされちゃうという分かりやすい事例となった。
今回、Echo Spotの実機を入手したので、しっかりと動作確認ができた。そして、確認中に別のバグを発見してしまった(笑)。やはり実機での確認は大切。他にも、エラー処理についても応答を修正したい箇所が見つかったので、そのあたりを直して今晩にも再申請するつもり。