PebbleをWindows 10 Mobileで実用的に使う

このエントリは、Windows 10 Mobile/Windows Phone Advent Calendar 2016の12日目の記事です。

Pebbleについて

2016年の個人的ブームは、スマートウォッチPebbleでした。Kickstarter生まれのデバイスで、電池持ちの良さやアプリの使い心地の良さがガジェッターを中心に受けています。日本国内では店頭販売は無く、公式サイト(英語)からの直接購入しかありません。私は2016年になってPebble Time RoundPebble 2を手に入れました。

スマートウォッチはスマートフォンとの組み合わせで本来の価値を発揮します。このPebbleも同様で、公式アプリがiPhoneとAndroid向けに提供されています…そうです、毎度お馴染み「※Windows 10 Mobileを除く」です。スマートウォッチ・バンド系でWindows 10 Mobileスマホを公式がサポートしてるのって、ディスコンになっちゃったMS Bandとfitbit位?うーむ。

…とか書いてたら、fitbitに買収され、Pebbleが終了してしまうとはねぇ。

思いっきし役立たずの記事になってしまった気がしますが、気にしないふりで進めます。

「pebble windows 10 mobile」でググると、私のブログなんかも上位に表示されるくらいに情報が少ないわけですが、どれもこれも2016年のはじめに書かれた記事のようです。この頃リリースされていたアプリで使えそうなのは「Pebble Watch Pro」一択、しかもバックグラウンド非対応で常用は難しい状況でした。ですが、今では別のアプリがリリースされていて、しかも出来が良くて将来有望そう。

ということで、このエントリでは、期待の新アプリ「Pebble Time Manager 10」のレビューを中心に、2016年12月現在のPebbleとWindows 10 Mobileの関係について書きたいと思います。

注意:Pebble 2/Time 2は、今のところW10Mでは使えない

いきなり残念なお知らせ。PebbleのBluetooth実装が変わったようで、前世代Pebble(Pebble Classic/Time/Time Round)ではBLE(Bluetooth Low Energy)でないBluetooth通信だったのが、Pebble 2の世代からBLEに変わっています。世の中にあるW10M用アプリはまだBLEに対応できておらず、今のところPebble 2を使えません。「Pebble Watch Pro」はPebble 2/Time 2以降には対応しない旨を表明されており、「Pebble Time Manager 10」の今後に期待するしかない状態です。ですが、Windows SDKのBLE通信、特にPebbleで使用しているGATT周りの実装が怪しいとの話も出ており、どうなるかは分からない感じ。
(参考)Dream Seed「Windows 10 Mobileはスマートウォッチへ着信を通知できない? Fitbitのサポートが非対応の理由を説明」
(元記事)MSPowerUser.com「Don’t expect notifications from your Windows Phone on your Fitbit any time soon」

注意:初期化状態のPebbleは使えない

残念なお知らせパート2。今回検証した範囲では、Pebbleファームウェアの最新化ができませんでした。機能はあるように見えるんですが。特にPebbleはファームウェアの最新化が初回起動のシーケンスに組み込まれており、これができないと使用開始すらできません。また、有志作成の日本語化パックも適用できません。そのため、初回起動のみAndroid/iPhone版の公式アプリを使うことになります。

本題:「Pebble Time Manager 10」を使って、W10MスマホでPebbleを使う
Pebble Time Manager 10の起動画面
このアプリはUWPとしてリリースされており、PCでも動作します。しかも主要機能は無償(一部機能はアプリ内課金)。素晴らしいの一言です。この先の検証には、Pebble Time Roundをファクトリーリセットし、Androidで初回起動を行いファームウェアは最新版のV4.3に、さらにあおしまさんの日本語化パックakt08en.pblを適用したものを使用します。

1.Bluetoothペアリング

    事前にW10M本体とPebbleとの間でBluetoothペアリングを実施し、接続状態にしておきます。接続先として「Pebble LE ****」「Pebble ****」2つが表示されるので、LE無しの方を選択します。

2.Pebble Time Manager 10を起動し、Pebble本体とアプリを接続する

    Settings>Pebble devices
    W10M本体をネットワーク接続し、位置情報を有効にした状態で「Find Pebble Devices」ボタンをクリックすると、先ほどBluetoothでリンクした接続先が表示されます。検出には数十秒かかります。検出されると「Firmware」ボタンが表示されますが、Pebble本体のファームウェアを古い状態にしてクリックしてもエラーが表示されます。もしかしたらTime Roundは対応していないのかも知れません。
    p02

3.Connectメニュー

    「Connect」ボタンをクリックするとPebble本体とアプリが接続を開始します。「Disconnect」ボタンをクリックすると切断します。Bluetooth切断後の再接続もここから。
    p03

4.Settingsメニュー

    Settings>Nortifications
    スマホへの通知をPebbleにも表示するかどうかの設定ができます。SNS、メール、Twitterをテストしたが、すべて通知されました。今度、通話できるSIMで試してみたいです。ちなみに公式アプリでは通知対象アプリを選択できますが、こちらはできません。

    Settings>TIMELINE
    OutlookカレンダーのイベントをPebble Timelineに同期できる、はずなのですがうまく動作しませんでした。設定項目には同期間隔(無効/15分/30分/60分)とリマインダ設定があります。

    Settings>METRICS
    温度と距離の単位系を設定します。
    p04

    Settings>WATCH FACES AND APPS
    Update(ダウンロード済WATCHFACE/APPSデータの最新化)とBackup(OneDriveへのバックアップ機能)が使えます。

    Settings>HEALTH
    Pebble Health関連の設定画面です。性別や年齢、身長体重を登録します。

    Settings>CONNECTION
    Pebble Time Managerをバックグラウンド動作にするかどうかの選択が可能です。
    p05

5.Facesメニュー

    様々な時計表示を行う「Watchface」の切替と管理ができます。初期状態ではデフォルトの「TipToc」のみ。Storeからダウンロードすると一覧で表示され、設定画面があるものは歯車のボタンが表示されます。設定画面については、Watchfaceによっては表示されなかったり設定反映されなかったり、とまだ不安定です。
    p06

6.Appsメニュー

    Pebble本体で動作する「App」の管理ができます。初期状態では何も入っていません。Storeからダウンロードすると一覧で表示され、設定画面があるものは歯車のボタンが表示されます。設定画面が不安定なのはFaces同様。また、Appには「単体動作」「スマホ側公式アプリと連携」「スマホ側公式アプリ経由でコンパニオンアプリ(スマホにインストールされている別アプリ)と連携」の3種があり、今のところ単体動作以外は正常動作しないと思われます。
    ちなみに初期段階で通常Pebble本体にインストールされているWeather、SendTextのアプリは未対応。Send TextによるSMS送信で着信へのインスタントな返信ができないのは魅力ダウンかも。
    p07

7.Healthメニュー

    歩数計のカウントをPebble本体から取得して表示できます。日/週/月の切り替えあり。睡眠時間については未対応のようです。
    p08

8.Storeメニュー

    WatchfaceとAppをPebble公式サイトからダウンロードできます。ダウンロードの際は画面内の「ADD」ボタンでなく、画面下方のメニューバーから下矢印ボタンをクリックします。検索も同様にメニューバーのボタンを使います。
    p09

9.Musicメニュー[アプリ内課金/100円]

    ここからはアプリ内課金で有効化される機能です。W10M内のプレイリストは使えませんが、このアプリ上でプレイリストを作成し、再生することで再生中の曲変更やボリューム変更がPebbleからできるようになります。普段Podcastを電車内で聞き流している自分には、このくらいの機能で十分かな。

10.Paceメニュー[アプリ内課金/100円]

    ランナー向けの機能で、走り始めてからの時間と距離、ペースを表示してくれます。このメニューを有効にするとPebble本体に「Sports」アプリがロードされ、Pebble本体からタイマーの開始と終了を指示できます。また、結果はW10M側の共有機能でTwitterに投稿したりできます。

11.Tennisメニュー[アプリ内課金/150円]

    テニスプレーヤー向けの機能で、スコアやサービスエースやダブルフォールトの回数などを記録できる、とあります。試用してみた限り、使い方がちょっとわかりませんでした。Pebble本体にアプリがロードされたりもしません。

注意:別のスマートフォンのPebbleアプリとの同期
別のスマートフォンのPebbleアプリと同期した後にW10Mの本アプリで同期すると、WATCHFACE/APPSなどのリストが古いままとなり、W10Mのリストと一致しなくなります。この場合、Pebbleをファクトリーリセットし、Pebble Time Manager側のWATCHFACE/APPSでダウンロードしたものはいったん削除する必要があるので注意が必要です。

まとめ
ということで、PebbleをW10Mデバイスで常用できるようにするアプリ、「Pebble Time Manager 10」の紹介でした。とか書いてたら、PebbleがFitbitに買収されてPebbleブランドは終了するという噂が。やめて~と思いつつ、この素晴らしい時計がFitbitブランドで国内販売されるならいいのかも、とも感じる2016年の年末でした。

個人的には、W10Mの新端末入手こそ順調でしたが、アプリ開発は進捗ありません…な感じでした。2016年のうちに何かしら始めておきたい所存。

明日は、sb01128さんです。よろしくお願いします。

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