Pebble公式サポート終了とRebble Web Servicesへの移行準備

投稿者: | 2018年6月25日

最近、ベルト交換しました
Pebbleのfitbitによる買収サービス停止には、非常にがっかりさせられたものです。ですが、2018年6月末のサービス完全停止を前に、有志による代替サービス「Rebble Web Services」へのアカウント移行が6/13から開始されていました。旧Pebbleの全機能が提供されるわけではないものの、6月末までには予定しているサービスの稼働をさせたいとのこと。またサービスの切替はスマホでワンクリックで提供され、ファームウェアのアップデートも自動で行われるとのこと。天気・音声認識といった一部サービスへの課金を行う予定があるものの、基本サービスは無料提供されるようです。

Pebbleユーザーとしては、6月末のPebbleサービスのシャットダウン前に、Rebbleアカウントへの移行を終わらせておく必要がありそうです。

Rebbleアカウントへの移行方法
移行方法は非常に簡単です。

    1.Pebbleアカウントの登録
    事前に、Pebble側でPebbleアカウントを作成しておきます。

    2.Rebbleアカウント登録
    次に、Rebble Authページでアカウント登録を行います。登録にはGoogle/twitter/facebok/Githubのアカウントを使いますので、表示されるバナーから登録に使うサービスを選択します。

    3.Pebbleアカウントとの紐づけ
    Pebbleアカウントでのログインを要求されますので、1.で登録したアカウントでログインします。すると、RebbleアカウントとPebbleアカウントの紐づけが完了します。

Rebble Web Servicesでのサポート機能
6/25現在ではまだサービスは公開されていませんが、6月末までに次のアナウンスがあるようです。2/15に投稿された記事から、Rebbleでサポートされる機能について確認したいと思います。思ったより多くの機能がサポートされるようで、正直驚いてます。

    アプリケーションとファームウェア
    iOS/Android用のモバイルアプリ、ファームウェアを継続して使用するとのこと。念のため、今のうちに最新化しておいた方がよさそうです(モバイルアプリはV4.4、ファームウェアはV4.3)。また上述した通り、Rebble Web Servicesの利用開始には、手動操作が必要。

    アカウント
    事前にRebbleアカウントへ移行しておくことで、Pebbleアカウントのデータの大半が保存される。RebbleアカウントはGoogleやFacebookなど既存のアカウントを使う。特にKiezelPayユーザの場合、移行しないとメールアドレスベースの再認証が必要になる(再課金ではなさそう)。

    アプリストア
    Pebbleのアプリストア停止後、Rebble Storeが開始する準備ができているようです。インストール済みアプリの一覧のインポートができるかもしれません(このあたりは開発進捗次第でしょう)。

    タイムライン
    タイムラインの更新を行うアプリについては、プッシュ通知を行うPebbleサーバをRebbleが用意する代替サーバに変更する必要があり、開発者によるアップデートが必要。カレンダーは標準アプリのため、Rebbleでアプリをアップデートしてくれるようです。また、機能上の制限としてタイムライン更新は15分ごとに実施されるとのこと。

    天気
    標準の天気機能は有償(安価だが)になる予定。PebbleはThe Weather ChannelのAPIを使用しているのだが、これが有料のため、Rebbleでは寄付ベースのオプションとするとのこと。オプション利用者はタイムラインの天気アイコンとシステムの天気アプリが表示される。また、サードパーティの天気アプリについてはAPIが変更されない限り無償でサポートされる模様。

    音声認識
    標準の音声認識機能は有償(安価だが)になる予定。既にiOS版モバイルアプリ+Pebble 2/Time Roundの組み合わせでは動作していない。Rebbleでは、Android版モバイルアプリのユーザ、iOS版モバイルアプリ+Pebble Time/Time Steelの組み合わせでのみGoogle Cloud Speachによりサポートするが、すべて有償となる。

    iOS上のSMS/電子メールへの返信はサポート外
    本機能の実現のため、Pebbleは複数のキャリアと契約を行っていたが、Rebbleでは継続できない。そのため、サポート外となる。

    CloudPebble
    CloudPebbleはRebble Web Serviceに移行される。Pebbleのサーバーがシャットダウンする前にエクスポートしたプロジェクトは、Rebble Web Servicesへのインポートができるとのことなので、自作コードがある場合は、早急にエクスポートしておく必要があります。
    #これは素晴らしい!Pebbleの特徴の一つがこの強力な開発環境だったので、継続されるのは本当にうれしいです。

今後について
天気・音声認識機能が有償とはいえ、月額2ドルくらいで考えているとのこと。また、長期的なサポートのための寄付の仕組みも考えたいとのこと。Rebbleの取り組みには、fitbitによるサポートがされているようで、fitbitのことをちょっと見直しました。いずれにしても、6月末のリリースが楽しみです。

Pebble公式サポート終了とRebble Web Servicesへの移行準備」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: PebbleのサービスがRebble Web Servicesへ移行した話 – ぼっちの王国

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